a.大学校概要と学部学科構成



概 要
 国際印刷大学校は二学部6学科で構成したバーチャル大学です。21世紀の出版印刷に関する歴史、環境、技術、経済などの国際的諸問題を解決するための研究教育機関です。各学部各学科では教育のプログラムが設定されおり、興味ある学科目から指導教員のもとインターネットやE-Mailを通じて学ぶオンライン大学です。それぞれのレベルは受講生に合わせて設定されています。
 この大学はキャンパスがなく、主としてインターネット上で研究教育活動を行い、教育や研究成果は世界的に公開されます。教授陣は日本を中心に韓国、台湾、中国の他、アメリカ、ヨーロッパからも研究者が参加しています。2016年4月より20名の客員教授で研究・教育を行います。2000年4月の開学で、本年創立9周年を迎えます。(設立趣旨と規定はこちら)

研究報告 創刊(第1巻)(2001年3月刊)全56頁(感想)
研究報告 第2巻(2002年3月刊)全56頁(感想)
研究報告 第3巻(2003年3月刊)全83頁(感想)
研究報告 第4巻(2004年3月刊)全40頁(感想)
研究報告 第5巻(2005年3月刊)全40頁(感想)
研究報告 第6巻(2006年3月刊)全40頁
研究報告 第7巻(2007年3月刊)全40頁
研究報告 第8巻(2008年3月刊)全40頁
研究報告 第9巻(2009年3月刊)全40頁
研究報告 第10巻(2010年3月刊)全40頁
研究報告 第11巻(2011年3月刊)全40頁
研究報告 第12巻(2012年3月刊)全40頁
研究報告 第13巻(2013年3月刊)全35頁
研究報告 第14巻(2014年3月刊)全40頁
研究報告 第15巻(2015年3月刊)全44頁
研究報告 第16巻(2016年3月刊)全40頁
研究報告 第17巻(2017年3月刊)全44頁
印刷教育研究会会報46号(2002年6月10日刊)
印刷教育研究 第19巻(2004年3月刊)
印刷教育研究会会報第54号(2004年5月10日刊)
印刷教育研究会会報第57号(2005年5月10日刊)
印刷教育研究 第21巻(2006年3月刊)
印刷教育研究会会報第58号(2006年7月20日刊)
印刷教育研究会会報第62号(2006年12月22日刊)
印刷教育研究 第22号(2007年3月刊)
印刷教育研究 第29 号(2014年12月刊)


学部学科構成 担当者一覧

▼グラフイックアーツ学部
(The Faculty of Graphic Arts Science & Management)

・印刷画像史学科 (The Department of Printing History)
  ※担当者:阿津坂 実/松久 卓
・印刷教育学科 (The Department of Graphic Arts Education)
  ※担当者:小早川 享布川 充男
・画像再現学科 (The Department of Image Reproduction)
  ※担当者:三浦 澄雄/神永 貴史/喜多 信行杉浦 正弘

▼コミュニケーション学部
(The Faculty of Communication Science)

・コンピュータ処理学科 (The Department of Computer Processing)
  ※担当者:中村 隆志杉本 文司手塚 博昭
・画像コミュニケーション学科 (The Department of Image Communication)
  ※担当者:松根 格/篠崎 真/野中 通敬森下 舒弘
・印刷未来学科 (The Department of Graphic Arts & Printing Futurology)
  ※担当者:木下 堯博田中 尚安田中 崇森田 進若生 彦治


各学部学科内容

 2000年6月16日、日本で初めての印刷系のバーチャル大学である国際印刷大学校が設立され、12名のスタッフで活動が開始された。(2008年4月現在22名)
 この大学校はグラフィツクアーツ学部とコミュニケーション学部の二学部で、前者のグラフィツクアーツ学部はアナログ系を主体とし印刷の発展過程を印刷画像史学科、印刷教 育学科、画像再現学科の3学科で専門教科目をまとめている。
後者のコミュニケーション学部はデジタルによる画像処理など将来の印刷の展望にアプローチするためコンピュータ処理学科、画像コミュニケーション学科、印刷未来学科の3学科が設置されている。
 この開設された6学科は次の分野から構成されている。
 印刷画像史では九州各地の印刷の発達、発明の拠点であった天草版(熊本)、木村嘉平(鹿児島)、マルコ・ド・ロ神父(長崎)、本木昌造(長崎)などを調査し、日本の印刷文化の発展は九州からと仮説を立てた。更に、世界各地の調査でグーテンベルグの印刷術の発明動機などが研究対象となった。印刷画像史学科はこれらに印刷博物館学を含めて教育研究する。
 印刷教育論では世界の印刷教育機関での印刷出版の人材育成の調査とカリキュラム研究はアナログからデジタルに移行、コンピュータ教育、学科名称の変更に伴う科目編成、産学共同、印刷教育研究や国際印刷教育者会議(本年は32回目で2001年5月29日からにモスクワ印刷大学の主催でサンクトペテルブルグにて開催)での論文発表がある。印刷教育学科はOn-line Distance Educationなどの分野を研究することをせまられている。
 画像再現論はヘルツの接触理論からインキ転移論、調子再現、カラーリプロダクションなどオフセット印刷を中心として研究して来た。最近ではJapan Color Print97を基本として標準化へのアプローチなどの他、PDP(壁掛けTV)のスクリーン印刷によるリブ形成に関する研究などがある。画像再現学科はこれらに印刷管理学や印刷機械学を加えて教育研究を行う。
 コンピュータ処理論はコンピュータによる画像再現としてCGの印刷への利用、コンピュータアニメーションの研究など論文と作品制作に始まりデータベースの構築へと発展した。オンデマンド印刷とCTPに関して研究報告を中心に著書をまとめた。コンピュータ処理学科はこれらにDTP論などを含め教育研究を行う。
 画像コミュニケーション論は印刷画像とヒューマンインターフェースを研究する分野で、印刷画像の品質のファージ推論、感性データベース、文字印刷画像の可読性など、物理評価と心理評価との因子解析を基本としている。つまり、人間にやさしい印刷画像設計の研究が中心となる。これらを画像コミュニケーション学科で教育研究を行う。
 21世紀の画像情報論は印刷未来学科の学科目として設置された。世界の人口は60億人を超え、全印刷出荷額は約31兆円と推定されている。
1990年から10年間でアジア地域の印刷の伸びがあり、アメリカとヨーロッパは伸び率が減少した。デジタル化に伴い大都市から小都市への印刷マーケットの移動があり、日本国内でも東京、大阪から中都市などへの伸び率の増大があった。このように時系列解析で印刷産業の将来を予測している。印刷未来学科は将来の印刷産業の展望や21世紀のデジタル出版印刷及びe-ジャパン計画にもとづく電子商取引などを策定するための教育研究などを行う。